プロの幽庵焼きレシピを大公開!カギになるひと手間とは

料理術

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こんにちは、しょーです。

料理で困った人
「プロの料理人は幽庵焼きをどう作るのかな?レシピや調理のコツを教えて欲しい!」

こんな疑問にお答えします。

ボクは、元板前です。1日に100人分の幽庵焼きを仕込む日もありました。

今回はそんなボクが、プロの幽庵焼きの作り方を紹介します。

幽庵焼きに使える魚

ホテルなどでは、下記の魚を扱うことが多いです。

  • サワラ
  • ブリ
  • サーモン
  • タイ

上記は一例です。基本的に切り身であれば、幽庵焼きにできます。

脂の多い魚から淡白な魚まで、幅広く対応できるのが幽庵焼きの特徴です。

幽庵焼きの作り方

では、サワラを例に幽庵焼きの作り方を紹介します。手順は次の4ステップです。

  1. 塩を当てる
  2. タレを作る
  3. 水分を洗い流す
  4. タレに漬け込む

塩を当てる

魚に塩を当てます(薄めでOK)

この工程には、生臭さを消す効果があります。すっ飛ばすと、生臭さが残って不味いです。


なお、塩は両面に当てます。ラクなやり方は、下記のとおり。

①容器に塩を振る→②魚を並べる→③魚に塩を振る

上記の流れなら、魚を返す手間が省けます。

塩を振ったら、20分ほどおきます。徐々に魚から水分が出てきますよ。

この出てくる水分と一緒に、魚の臭みが抜けるんです。

タレを作る

塩を当てたら、タレを作りましょう。分量は次のとおり。

  • 濃口醤油:100cc
  • みりん:100cc
  • 酒:100cc
  • 砂糖小さじ1〜3
  • 柚子:1/2個

上記の量で、6〜8切れほどの魚を漬け込めますよ。

甘さは、砂糖で加減してください。柚子は、輪切りや半月切りでOK。

水分を洗い流す

魚から出た水分を洗い流します。

この工程は、臭いと塩分を落とすためです。

流水でサッと洗う

洗ったら、いったん容器やザルなどに置いて、水気を落とします。

洗い終わったら、水気を落とします

タレに漬け込む 

水気を切ったら、タレに入れます。漬け込むときに気をつけるのは、次の4点。

  • 皮を上にする
  • ラップをかける
  • 30分漬け込む
  • 1日寝かせる

皮を上にする・ラップをかける

味が染み込みやすいのは、身です。

なので、身がしっかり浸かるようにしましょう。

皮を上にして、身が浮き出ないように

皮を上にすると、身が浸かりやすいです。

ラップをかければ、浮いてる所までタレが行き渡ります。

30分漬け込み、1日寝かせる

30分漬け込んだら、ザルなどにあげて冷蔵庫で1日寝かせます。

ザルへあげて、冷蔵庫で寝かす

寝かせることで、芯まで味が馴染みます。

これにて、準備完了です!

※今回ボクは、柚子を買い忘れました笑。柚子を入れた方が圧倒的に美味しいので、お忘れなく

タレは2回使える

ちなみに、タレは2回使えます。捨てずに冷蔵庫で保存しておきましょう。

初回の使用後、2〜3週間ほどは日持ちします。

なお1回使ったタレの味は、少し薄くなります。なので、2回目の漬け込み時間は40分くらいにすればOKです。

幽庵焼きのを焼くときの注意点

幽庵焼きは、焦げやすいです。というのも、醤油や味醂を使ってるから。

なので、中火で焼きましょう。

タイマーをセットしておくと、「うっかり忘れて焦がしちゃった」なんてミスも防げます。

冷凍保存で作り置きも可能

漬け込みが完了した魚は、ラップで巻いて冷凍保存できます。

漬け終わったら、冷凍も可能

ボクは、多めに作って冷凍してます。
溶かして焼くだけで一品増やせるって、かなりラクなので。

という訳で、幽庵焼きについてでした!

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